日本財団ソーシャルイノベーション 鳥取県×日本財団 振返り②

今日朝早くから怖い絵展に行って、150分待ちって言われてやめて「北斎ジャポニスム」を見に行った、Tsushanです。

 

今日は先日参加した「鳥取県×日本財団」のプログラムの続きを書こうと思います。

ちなみに前回のはこちら。

日本財団ソーシャルイノベーション 鳥取県×日本財団 振返り① - Webディレクターtsushan’s blog

 

今日のテーマは「ターゲティング × 自分ごと化」です。

 

登壇者の一人の貝本 正紀さんがその話をしてくれました。(多分本人は「テレビ ✕ 地方活性化」のつもり多分講演してくださったのだと思いますが、自分はすごく「ターゲティング」の話に聞こえた)

 

彼は、現在株式会社 アマゾンラテルナ鳥取大山オフィス代表・総合プロデューサーで、もともとはNHKで番組を作っていたのだが、なんだかその仕事に違和感を感じ、前職をやめた。それでたまたま鳥取に遊びに行った時に、「大山」ってところでテレビ局あるけど、作った番組を誰も見ないというのを聞いて、じゃ俺が番組を作る!っていう風になって、そこに定住したらしい。

 

アマゾンラテルナ鳥取大山オフィスのサイト

大山オフィス|株式会社アマゾンラテルナ

 

おもしろい人やな〜って思いながら聞いてた。

実際彼のプレゼンもとてもおもしろかった。

 

そんな彼のスライドに一枚面白いものがありました。

(写真を載せようと思ったけど、結構ぼやけてたから代わりに文で)

 

彼は「地域活性化」というテーマに対して、

それに関わる住民を3種類に分類した。

 

①ガチンコ系 住民

1番目のガチンコ系の住民は、所謂「全力で地域活性化しようぜ!!!おーーー!!」という熱血タイプ。

 

②ワクワク系 住民

2番目のワクワク系住民は、「地域活性化」にそこまで興味ないけど、でもなんかイベントとかは楽しそうやん!?行ってみよう〜っていう、「地域活性化」とは別なところに動機があって、フットワークが軽いタイプ。なんか、今時のインスタ女子みたいなタイプかな。

 

③どれでもない系 住民

とりあえず、無関心という考え方の住民。周りが何をしようが勝手。私は知らない。学校の教室でいうと、1番後ろで静かにしている生徒。このどれでもない系住民が実際1番多くいるのが現状。

 

そこで、貝本さんは、あえて①と②の住民を捨て、③のどれでもない系住民にしぼり、その人達向けのテレビ番組を作ろうと励みました。その理由として、今までのテレビはずっと①と②向けの番組だったからである。これは、鳥取の大山だけではなく、実際全国ネットのテレビを見ても同じ傾向が見られる。みんなでワイワイガヤガヤやって、競争させて、おもしろいことやったりやらせたりしているのが、今の世の中にある番組の流れ。でもみんなはすでにそのスタイルに飽きてきている。だから、1番多数のターゲットに絞った。

 

そして、「自分ごと化」させる必要があると貝本さんは考えた。

ターゲットである無関心である人達にさまざまなアンケートを実施し、その人達がみたいテレビ番組を作った。という一緒に作り上げていった。カメラマンを中学生にやってもらったり、司会を町のおじいちゃんにやってもらったりと。そういう積み重ねをやっていくなかで、町の住民からの反応が変わった。「隣のおじいちゃんがテレビに出てるよ!」「次は俺がテレビにに出る番かな」などと、高い関心を持ってテレビに関わるようになったという。

 

また、県外の人にも見てもらえる番組や宣伝をしようってなったときは、「やはり地元のいいところを伝えたい」という意見が1番多かったので、みんなで真剣に地元のいいところは何だろと、考えるようになったという。その中で、自分たちで大山のいいところを再発見して、改めてこの町好きだな、離れたくないなという人も出てくるという。

 

つまりなにかというと、貝本さんは③番目の無関心の人たちに、「自分ごと化」に成功したことで、より多くの住民が大山という場所を好きになり、その人達がまたゆくゆくは違う「ガチンコ系」になっていく良い循環を作り出したのである。

 

ここまで聞いて、あ、これはおもしろいと感じたのは以下の2つ。

①これどこのコミュニティにでも当てはまる話なのではないのかというもの。

マーケティングにも使える話だよねということ。

 

①については、

うちの会社のことで捉えた場合、いつも会社や事業をよくしようとしているのは一部の人で、その人達が上に出てきた「ガチンコ系」である。あとは、気にはなるけど、特になにもやれないよね〜って人、できたらやるみたいなスタンスの人。この人たちは「ワクワク系」に当てはまる。そして最後に、気にもならんし、気になっても言われたらやるという「どちらでもない系」の人。

そして、この「どちらでもない系」の人が、やはり大多数だと思っている。勿体ないよね、色んな思いや知恵があるので、出し場がないが故に実行されない。実行されないから、職場もよくならない。

でも大山の事例のように、このどちらでもない系の人を巻き込めれば、これはまたすごいプラスなエネルギーになりうると。

そのため、今はまだないが、そういう場を自分からつくりだそうと思っている。

 

そして②のマーケティングにも使える話だよねということは、実にそのまんまの話で。

まず、目標を定めて、そして今のターゲットにしているターゲットが本当に正しいのかを再度見つめ直す。ターゲットが違う場合は、再度ターゲットを新規獲得する必要があるので、そのときに、いかにターゲットに「自分ごと」にしてもらえるかというところが鍵になってくる。大山の事例の場合は、アンケートだけではなく、周り徐々にテレビに出始めた、最終的に自分も巻き込まれてテレビに出ちゃった。というところが、「自分ごと」として捉えることができたのではないかなと思った。

今巷で言われている「自分ごと」、初めてそれが体現できた話を生で聞けたと思う。

 

以上これらが、貝本さんの話で自分が得たものです。

こうやって振り返ってみると意外とあるんだなと気付かされた。

 

みなさんも、興味あったら、「自分ごと」と捉えてなにかトライしてみてくださいね。

ではまた。

 

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