Webディレクターtsushan’s blog

都内で大手アパレルのWebディレクターとして勤めているTsushanです。興味関心がある分野のアウトプットを増やすためブログを書いています。 当分はAIについて書いていきます。

【人工知能】AI事例 報道・AI記者(国内事例)

束の間の休みも終わろうとしている中、今日から事例も溜めるようにしていきます。

 

第一弾はAI記者の国内事例についてです!

 

目次

 

事例①中部経済新聞 70周年を祝う記事

初の国内事例なので知っている方も、多いのではないでしょうか。(知らなかった、という方は心配要りません。自分も恥ずかしながら最近知りました 笑)

2016年11月1中部経済新聞に「この記事、AI記者が書きました。」*1という記事が掲載され、多くの人に衝撃を与えました。

 

該当記事内容をフルで読みたい方は、以下のリンクからご覧になってください。

データセクション、日本初のAI記者による新聞記事の執筆に技術提供 | データセクション株式会社

 

このプロジェクトが発足された経緯として、70周年を迎えた中部ブロックの経済紙としてより新しく面白い情報提供にチャレンジしていくその第一歩に、経済紙、新聞という歴史ある媒体に最新のテクノロジーであるAI(人工知能)を採用して新聞記事生成を行おうというものでした。

そのためこの記事の内容は、中部経済新聞が創刊され70年、その歴史の振返りと、これから中部経済新聞はどういう風に進んでいくのかを、中部経済新聞記者風にしたものです。

記事の生成方法は、中部経済新聞の記事ページ(以下リンク)に記載されていましたので引用。

本プロジェクトは、株式会社ビットエーがコーディネートを担当、データセクション株式会社が設計・開発したアーティクル生成AIへ、中部経済新聞社が自社の過去記事データをAIの学習データとして提供しています。

本プロジェクトの実施に関して、AIに過去の大量の新聞記事を読み込ませ、中部経済新聞の記者の文体等を学習。そして、そのAIに冒頭の何文字かを指定し(例えば、「70年代」など)、過去の新聞記事データを使い、その後につづく文章を生成しました。 

この記事を読んでいくと、文末表現ですます調の混在や、誤字などが所々目にすることがありました。でもあえてそのまま残すことでAIの課題点を明らかにしつつも、人工知能の可能性を感じさせる内容となっているようです。正直ですます調以外、そんなに気になる所は、あまりありませんでした。それよりも、もう技術の進歩がここまで来てるのかと言う驚きが自分の中に強く残りました。

 

このAI記事に関する詳細のレポート記事もたくさん出ているので、興味ある方はまた自分で調べてみてください。

  

事例②日本経済新聞 決算サマリー記事

2016年11月1日に、中部経済新聞のAI記事が公開され、その2ヶ月後の2017年1月に、日経新聞からこんな驚く発表がありました。

 

「決算サマリー記事は、AIに書かせる」

AIを活用した「決算サマリー」配信スタート : 最新情報 | 日本経済新聞社

 

印象としては、WTF。ついに、日本もここまで来たか!!!というような感じですね。

企業が実際に決算を公開してからわずか数分で、AIがそれに関する記事を生成。さらに人の目を通さず決算記事は公開されるようです。とうとう人がAIに仕事奪われ始めたのか〜、と記者たちが悲観しているかと思うと、蓋を開けてみるとそんなことはないようです。以下の記事に、実際に日経記者の声が載っていますが、それらによると、社内からは仕事をサポートしてくれて、大いに助かっているし、これからも期待したいという声が多かったようです。実際、決算サマリーは、ほぼ定型文でかけるし、退屈なので、人がやらなくてもいいねって、言われてみればそう感じてしまいますね。

“AI記者”による省力化と効率化の行く先は――日本経済新聞社の働き方改革 (1/3) - ITmedia エンタープライズ

 

ちなみに、このAI記者は、2017年1月25日から5月26日までの期間に発表されたほぼすべての国内上場企業の決算発表(計6787本)を記事化したそうです。また一日最大の記事生成数を1000件と、恐ろしいですね。(一人の人間が頑張って15記事/日、みたいです。)また、サーバーが落ちないように、AWSを使用しているみたいです。うん、納得です。

ASCII.jp:1日1000本の記事を書いた日経の“AI記者”、その基盤にAWS|事例に厚みが増したAWS Summit 2017レポート

 

さらに調べて行くと、詳しい記事生成プロセス画像が出ていたので、引用。*2 興味ある方は別タブで開いてみてください。

https://techcrunchjp.files.wordpress.com/2017/01/e4babae5b7a5e79fa5e883bde68abde587bae38395e383ade383bc.png

 

この日経のプロジェクトはもともとは、2015年3月に、米国のAP通信社が記事を自動作成するサービスを開始に当って、それに危機感を覚えた社内若手エンジニア同士の雑談をきかっけに、決算サマリーの開発プロジェクトが始動したとされいます。2年遅れではありますが、もっともっとこれからもAIを活用した事例を作ってほしいですね。

 

事例③西日本新聞 天気記事

天気予報って、大抵いつも似たようなこと言っているよね、って言われてみると、「確かに」と頷いてしまいそうですよね。

はい、実はそうなんです。

天気予報記事やアナウンスには、似たようなテンプレが存在しています。今回は、西日本新聞がそこに目をつけました。

2017年1月西日本新聞は、「ロボットに新聞記事を書いてもらおう」と題して、AIを記事執筆に活用した試みを公開しました。同社が利用したのは、米国のAutomated Insightsが開発したAIです。

細かい句読点などの設定は、西日本新聞側で行ったそうですが、エンジン自体は既存の海外のものを使用しているので、なんだかもったいない気が私はしています。(日本のスマートスピーカー勢を思い出します。。)

ただ、この記事生成なんと1秒でできるそうです。

もうこれから使わない手はないですね。

ちなみにこちらが、AIが作成した記事内容です。(2017年1月10日の福岡県福岡地方)

 おはようございます。今日から新学期がスタートする学校が多いと思います。1月10日の九州北部(福岡県福岡地方)の天気予報は、晴れ時々くもりでしょう。降水確率は午前、午後ともに10%でしょう。傘は持たなくても大丈夫です。

 日中の最高気温は11度、最低気温は6度となる見込みです。前日より最高気温は1度低く、最低気温は4度低いでしょう。平年と比べて最低気温は2度上回り、最高気温は平年並みでしょう。

 風は北西の風後北の風、海上では後北西の風やや強くなるでしょう。日の出は午前7時23分。日の入りは午後5時29分です。

 今日のお出かけには、コートを着ないと寒いでしょう。今夜の夜空は、よく見れば星が現れるかもしれません。

ちょっと変なところもありますが、初見の大抵の人は、この作者日本語ちょっと下手やな、と思うだけで、AIが書いたなんて思わないでしょうか。 

AIが新聞記事を書いてみた 執筆1秒、でも設定は人間|【西日本新聞】

これからもAI記者にはもっと、活躍して記者たちを助けてほしいですね。

 

さて、国内編は一旦ここまで、次回はAI記者海外編について書きます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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